カサ・ミラ(Casa Milà)
ガウディの変態的才能
さて、到着したのが現地時間の午後2時ごろだったでしょうか?
空港を出て、ホテルのあるマヨルカ通りまでタクシーをぶっ飛ばし、
そのまま観光へ繰り出しました。
まずは
カサ・ミラ(Casa Milà) です。
ホテルから一番近い世界遺産です。
さてさて、感想は
「ガウディって変態...」 という事でしょうか。
変な意味に取られそうな表現ですが、あんな
クネクネした建物 を本気で建ててしまうなんて、
筋金入りの変態ですよ。間違いありません。
芸術的価値はとても高いと思いますが、実用性は随分と犠牲にされているこの建物は、
観光客の払う入場料だけで十分維持していけると思います。
さすがはガウディ。
芸術的才能は私が言うまでもなく認められております。
しかし、それ以上に個性的で今日の商業的成功をもたらした彼を、私は認めたい。
それにしても、
スペインの芸術家ってこんなんばっかりなんでしょうか?
知っている芸術家としては、ピカソ や ダリ なんかがスペイン人だったはずです。
あー、なんか共通点あるような感じですよね。
みんなどこか変態的(笑)
ところで、ちょっと意外だったのは、世界遺産であるカサ・ミラが、建物と建物の間に挟まれた建物だった事。
交差点の角に立っていて、両方とも普通に隣の建物に接していました。
世界遺産なんていう大層なものは、独立した建物だと勝手に思っていましたので、これは意外でした。
日本にそんな世界遺産ないですよね?
清水寺が建物と建物の間に挟まれているという話は聞いた事がありません。
姫路城が(以下同文)。
もしも、札幌の時計台が世界遺産に指定されたら、カサ・ミラみたいな感じなのかもしれませんが、あれはビルとビルの谷間にはありますが、建物同士が接している訳ではないので、やっぱり違うような気がします。
周辺が繁華街なのも、ちょっと意外でした。
普通に高級ブランドのブティックが立ち並んでいるような場所に、カサ・ミラはあります。
京都の世界遺産の寺も、一応街中にありますが、ちょっとそういうのとは違います。
御堂筋に、いきなり世界遺産があるようなものだといえばわかるでしょうか?
銀座に、いきなり世界遺産が建っている、みたいな。
すぐ横にルイ・ヴィトンの店があるよな場所です。
バルセロナの世界遺産は、なぜかそういう所が多いです。
多すぎて、全部はとても見てまわれませんでしたけど。
それにしても、大阪出身の私としては、これが世界遺産ならば、なぜに
太陽の塔
は世界遺産ではないのか!!
到底納得できません。
個人的には、岡本太郎はガウディに負けない天才であると思っていますし、正直言って、カサミラよりも、サグラダファミリアよりも、太陽の塔の方がよっぽど 個性的 だと思っていますので、ぜひに世界遺産に認定してもらいたいものです。