アルハンブラ宮殿(Alhambra) ナスリ宮
イスラーム
ナスリ朝宮殿と言っても、1つの建物ではなく、イスラムな部分の複数の宮殿や庭園部分を指すようです。
さて、ここがアルハンブラ宮殿では
最大のヤマ場 と言えます。
ヨーロッパの、スペインなのに、イスラムな宮殿。
アンバランスでアンビバレントな取り合わせ。
だからこそ、興奮するのかもしれません。(興奮はしないか...)
内部は...
さすがに時間制限して入場制限しているだけの事はあります。
イスラム装飾の極地と言えるかもしれません。
(というほどに、イスラム文化を理解しているわけではありません)
すごい、すばらしい。
緻密で繊細で豪華。
イスラムは偶像崇拝が禁止されているので、だからこそこのような幾何学模様が装飾に取り入れられたという話も聞いた事がありますが、
それにしても、繊細で手の込んだ装飾を圧倒的なスケールで見せつけてくれます。
西洋人の椅子文化(壁を装飾する)に対して、イスラム圏では寝転がるのが基本(天井も装飾する)という、文化の違い。
これはもう、実際に行ってみてもらうしかないと思います。
こんな立派な宮殿があって、その上ヘネラリフェまであるのかよ、こんな事してるから滅びるんだと思ったりするのですが、その余韻を観光しに世界中から観光客が集まるんですから、歴史というのはどう転がるのかわからないものです。
多くの人が朝早くから列をなしてここへ入るためにチケットを求める理由が、少しだけ理解できました。
スペインの中にあるイスラム文化は普通に旅行をしている分にはあまり感じませんが、文化的な面ではアルハンブラ以外にもメスキータ等も有名で、大きな影響が現代スペインには残っているのだと思います。