さてさて、空港内は、朝早くにも関わらず結構な人で混雑していた。
我々は、おもむろにAのカウンターへ。
Aのカウンターというのは特別で、ビジネスクラス以上の人しか受け付けてくれない。
では、私がビジネスクラスに乗るのかというと、そうではない。
とりあえず、5人の旅行だが、その内の2人がビジネスクラスなのだ。なんてブルジョワなんだろう(笑)
そういう訳で、Aのカウンターへ行き、ついでに我々もチェックインしてしまおうという魂胆。持つべきものは、リッチな身内だなぁ。
さて、まずカウンターへの入口に関門がある。
「チケットぷりーず」。本当に ビジネスorファーストの客なのかチェックされる。
もちろん、エコノミーのチケットしか持っていない私だけなら入れてもらえない。でも、ビジネスクラスの客がグループにいると、入れてもらえる。ふふふ。
なぜか。ファーストor ビジネス に乗るような客なら、お付きの人が一緒でなんら不思議ではない。秘書とか、案内役の社員とか。だもんで、一緒にチェックインできるようになっているのが普通らしい。
一緒にチェックインしないと、大抵は ファーストor ビジネス の客は先に荷物が出てくるものだが、お付きの人の荷物が出てくるまで待っていなくてはならない羽目になってしまうのだそうだ。よく考えられていると思う。
さて、首尾よくチェックインは済ませたが、バンコクでは次にもう一つ関門があった。
Aのカウンターでチェックインした客は、Aのカウンター専用(つまり、ファーストor ビジネス専用)の手荷物検査・出国審査窓口があるのだ。ここも一緒に通してくれるかは、わからない。
「エコノミーのお前は、あっちの平民用検査・出国審査の長い列に並びな!」的な門前払いを食らわされる可能性はある。
ええい、当たって砕けろだ! 何食わぬ顔をして荷物検査へ行くと、笑顔のタイ航空係員が通してくれた。ありがとう、タイ航空の人。タイ航空大好きだよ。
ビジネスクラスの客でもないのに、ビジネスクラス扱いで出国審査を通してくれたタイの人に感謝。おかげで平民用検査・出国審査の長蛇の列に並ばずに済んだ。